仕事を与えられないハラスメント・克服した体験談7選

仕事を与えられないハラスメントについて悩む方は多いのではないでしょうか。 実際にこの悩みに直面し、解決された方にお話をお聞きしました。

体験談1. されていることを噂で広めて…最後は上司に直談判

32歳・男性

独身・大阪府

悩んでいた時の仕事：通販事業に関わる運営業務・アルバイト

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

当時の上司は、女性に優しく男性にはすごく厳しいというか、そっけない方でした。業務の速度が少し遅かっただけで、以後、業務を全く振られることもなく嫌味ばかり言われました。

私が試してよかったこと

当時ひらめいたのは、まず周りの人間に自分がされていることを広めることでした。そうすれば必然的に社内で噂になり、今後対策するときに行動しやすいと考えました。

試したけど、効果がなかったこと

仕事の速度を上げて自分なりに頑張りましたが、男がどれだけがんばっても評価されることはありませんでした。女性に対してだけ優しい方なので、「あぁ、こいつはただの女好きなんだなぁ」と感じました。

その結果

噂を広め、当時の統括部長に直談判しに行きました。統括の耳にも入っていたらしく、その言葉を待ってたと言わんばかりに早急に対応をしてくださり、部署を異動することができました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

一人で悩むのではなく、コツコツと地盤を固めて、証拠を集めた後に行動するとよいと思います。ハラスメント行為に敏感な上層部の耳に入れば、勝利目前です。

体験談2. 積極的に周囲を手伝う！断られても諦めずに声かけ

26歳・女性

既婚・岡山県

悩んでいた時の仕事：保育士・正社員

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

1年後に仕事を辞めたいことを園長に伝えたところ、最後の1年は会議に参加させて貰えなかったり、事務作業が与えられないなどがありました。

私が試してよかったこと

仕事が減り、余裕があったので、園長や先輩に作業がないか毎回聞いていました。自分から聞くと、仕事を振ってくれることがあり、内容によっては感謝されて嬉しかったです。

試したけど、効果がなかったこと

始めは仕事を尋ねても、振ってくれなかったので、定時で帰ったり、仕事を待ったりしていたのですが、待つだけでは効果は全くなかったです。また、副園長に仕事がないか聞きましたが、自分で探して、と言われました。

その結果

今まで以上に他の先生の手伝いに回ることで、コミュニケーションが増え、仕事を振ってくれることが増えました。仕事がないではなく、自分から聞くことの大切さを改めて実感しました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

始めはどうして仕事をくれないのか、悩むと思いますが、悩んでる時間を減らし、断られても、自分から何度も声をかけていくことが大切だと思います。いつか信用してくれます。

体験談3. 味方になりそうな人を見極めて、指摘してもらった

47歳・女性

独身・奈良県

悩んでいた時の仕事：医療事務・正社員

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

中途採用で入社した医療機関の直属の上司（いわゆるお局さん）が、全く私に仕事を教えてくれず、雑用ばかり毎日していました。

私が試してよかったこと

違う部署の上司に現状を相談して、私が言ったとは言わない形で直接本人に伝えてもらいました。誰が味方になってくれそうか、しばらく様子を見ながら考えてお願いしました。

試したけど、効果がなかったこと

自分一人で悩んだり、仕事を盗んで覚えるのには限界があります。やはりしっかりと教えてもらわないとどうにもならないので、早めに解決策を考えるのが一番いいと思います。

その結果

翌日から手のひらを返したように教えてくれるようになりました。教えないことを周りの人に知られていた事が相当嫌だった様で、しっかり教えてくれるようになったのでとても助かりました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

悩むよりも味方を見つけるのが先です。教えないタイプの人は大抵誰からも指摘されない立場になっているので、周りから指摘されると簡単だと思います。

体験談4. 周りに味方をたくさん作ったら、皆が声を上げてくれた

25歳・女性

独身・神奈川県

悩んでいた時の仕事：美容師・その他

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

業務委託で美容師として働いていました。
入りたては指名のお客様もいないので新規のお客様を対応するのですが、予約の振り分けは店長か、店長が休みの場合はそこの店舗に長くいる人だったので、その人達に気に入られなかった私には新規のお客様を回してくれず、ずっとお店にいるだけでした。施術できないので報酬もないという状況が続いていました。

私が試してよかったこと

同じ店舗のスタイリストと仲良くなり、お客様を回してもらうように頼みました。他の店舗のスタイリストにも相談をして、どんどん味方をつくっていきました。

試したけど、効果がなかったこと

オーナーに相談しましたが、オーナーも強く言えない方だったので、「我慢して」としか言われず効果はありませんでした。店長やお客様の振り分けをしている方にも直接言いましたが、暴言を吐かれるだけで何もしてくれませんでした。

その結果

他のスタイリストや他店舗のスタイリストを味方につけ、みんながオーナーや店長などに言ってくれた結果、店長は別の店舗へ行き、別の方が店長になりました。もう1人の方も別の店舗へ飛ばされ、スタイリストとしてやっているそうです。
新しい店長に変わった後は、私にも予約のお客様を平等に入れてくれるようになり、しっかり業務ができるようになりました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

周りの人に相談するのは効果的だと思います。
もし相談してもずっと何も変わらなかった場合は、ずっとそこにいてもしょうがないので、退職して新しい場所にいくのも有りだと思います。

体験談5. 直属の上司がダメなら、本社の総務に相談を！

30歳・女性

既婚・埼玉県

悩んでいた時の仕事：新車ディーラー営業・正社員

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

新入社員で入社しましたが、仕事を教えてほしいと言っても「まだ早い」と言って教えてもらえず、「することはありますか？」と聞いても「新人だからなにもできない」と言われて何もできず、ただデスクに座っているだけの毎日で苦痛でした。

私が試してよかったこと

研修の時に、指導役の方に悩みを相談したところ女性の総務がいると聞き、その方とメールなどでやり取りをしていました。同じ女性ということもあり、真摯に話を聞いてくれ、環境改善のために直接店長に指導するなどしてくれました。

試したけど、効果がなかったこと

直属の上司に相談をしましたが、「店長には店長の考えがあるから」とかけあってくれず、全く改善されませんでした。他の先輩にかけあっても、共感はして愚痴は聞いてくれますが、実際に動いてはくれませんでした。

その結果

本社勤務の総務に訴えたのが効いたのか、「◯◯さんとまだ連絡取ってる？」と店長が気にするようになりました。そして、店長が直属の先輩に言ってくれて、直属の先輩から仕事を教えてもらえるようになり、ようやく仕事が与えられました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

仕事を与えられず、ただぼーっとするだけで時間が過ぎていくのって楽だけどすごく苦痛だと思います。直属の上司に伝えてダメなら、もっと上の人に直接切り込みに行った方が早いと思います。

体験談6. 仕事が無いときは勉強！スキルアップして転職した

35歳・女性

既婚・長野県

悩んでいた時の仕事：鋼板加工会社の一般事務・正社員

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

営業のアシスタントという募集内容で入社しましたが、既に女性2名が一般事務で在籍されていました。そのため、「その他業務を」ということでしたが、営業さんも自分でやってしまうので毎日やることがほぼない状態でした。

私が試してよかったこと

スキルを磨いて転職。エクセルの勉強をしてMOS取得、ハローワークの求人を検索して転職活動を行いました。

試したけど、効果がなかったこと

上司に相談したところ、直後は何件か仕事を回してもらえましたが、徐々に元の状態に戻ってしまいました。そもそも、その上司が仕事を一人でやった方が早いという考えの方だったんです。

その結果

転職活動に成功しました。
前職より休みも給料も増え、やりがいもありとても楽しく仕事できています。
当時、黙々とエクセルの勉強をしたことが、今の職場で頼られたりして活かされています。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

その職場に勤めている間に自分に何かプラスになることをする。状況が改善しないなら、早く逃げてしまった方が良いと思います。時間の無駄だし、精神的な面なんて誰もケアしてくれません。当事者じゃないからです。
わざとじゃないなら上司が仕事できない人だし、わざとなら人間として難ありです。必要としてくれる職場がきっとあります。

体験談7. 報連相を大切にしながら、自己主張は控えめに

33歳・男性

独身・福島県

悩んでいた時の仕事：介護職・正社員

仕事を与えられないハラスメント、当時の状況

リハビリスタッフとして就職しましたが、現場の忙しさを理由に仕事を与えてもらえず、やがて現場のスタッフからも敬遠され距離を置かれるようになってしまいました。

私が試してよかったこと

出来るだけこちらから職員への報告・連絡・相談を行い、少しでも周囲とのコミュニケーションをとるようにしました。そして周囲と協力しながら仕事をするうちに、周りも自分の意見や立ち位置を理解してくれるようになり協力してくれるようになってきました。

試したけど、効果がなかったこと

自分の役割を必要以上に主張したり周囲と対立することを辞さない時期もありましたが、かえって周囲との反発が増したり上からの評判が悪くなったりと良好な結果には結びつきませんでした。

その結果

周囲からの声かけやコミュニケーションも増え、お互いの主張を理解し合えるようになりました。そうすることでお互いの誤解や擦れ違いが少なくなり、業務の中で円滑なやり取りをとれるようになりました。

仕事を与えられないハラスメントの悩みを持つ方にアドバイス

どんな人でも進んでトラブルや争いを起こしたいわけではありません。お互いに正しいと感じる主張や人にしてほしいと思っていることがあるため、ふとしたきっかけや些細な原因でトラブルにつながってしまうのです。むろんそうでない場合もありますが、まずはお互い歩み寄る姿勢が大事なのではと考えます。